夜の雨音って、テントの外では荒れているのに、自分のいる空間だけ守られているような不思議な安心感がある。
ただ、それは「正しく準備できた時」の話。
初めての雨キャンプで僕が一番感じたのは、靴の中に水が入った瞬間の絶望だった。
でも、雨って敵じゃない。
雨は“知っている人だけが快適になれるキャンプ”で、今回はその基礎と、実際に助かった対処法をまとめていく。
初手を間違えると、雨キャンプはほぼ敗北する
雨のキャンプって、最初の5分で8割決まる。
タープの角度、テントの位置、グランドシートの出し方。
ここがズレると、夜にテント内へ水が侵入してきたり、タープが水の重さで崩れたり、撤収が地獄になっていく。
- タープの角度が浅くて水が溜まり、夜中に片側が落ちた
- グランドシートがはみ出して雨を吸い上げ、テント内が濡れた
- 設営場所の“凹み”を甘く見て、寝てる間に水が流れ込んできた
雨キャンプが一気に安定する“3つの基礎”
この3つを押さえると、雨のストレスが半分以下になる。
① タープ角度は “45°の雨逃がし構造” が最適
タープは「雨を逃がす角度」を必ず作る。 45°の傾斜+片側を低くすると水が溜まらず、夜の倒壊を防げる。
② 地形を読む(雨は低いところに集まる)
少しの凹み・地面の色・水の流れ。 ここを読むだけでテント浸水のリスクがほぼゼロになる。 地形は“安全の基礎”。
③ インナーを濡らさない。これは絶対。
インナーが濡れたら、その夜は終わり。 テントを立てる前にフライを広げて“傘”を作るようにしながら設営すると安全。
実際に助かった道具(初心者が見落とす3選)
- ガイロープ追加:雨だとテンションが緩むため補強必須
- 大きめグランドシート:地面の跳ね返り防止でテントが長持ちする
- 速乾タオル:撤収の心を救う最重要アイテム
雨の日の焚き火は“湿度との勝負”になる
湿度が高い日は、焚き火は想像以上に難しい。
雨上がりの薪は表面が湿っていて、火がつきにくい。 そんな時は芯を割って乾いてる部分を使うと一気に安定する。
- フェザースティックで着火成功率が上がる
- 固形燃料は雨キャンプのチート級アイテム
- 湿度が高い日は煙が身体にまとわりつく(これは経験で分かる)
撤収地獄を “30分短縮” する雨専用テクニック
雨撤収は「どう頑張っても綺麗には終わらない」。
だからこそ“削るべき作業”と“諦める作業”を分けると一気に楽になる。
- 濡れ物ゾーンを最初に作る(車のトランク側)
- テントは外側だけ軽く拭けば十分
- 帰宅後の完全乾燥が“本番”なので、現地での完璧は不要
失敗から覚えた“雨は敵じゃない”という話
朝起きた瞬間、タープの端に3Lくらいの水が溜まっていて、一気に地面に落ちたことがある。
靴が濡れて、歩くたびに“ぐちゃっ”と鳴る音が心に刺さった。
でも、その経験があるから、今は雨でも落ち着いて過ごせる。
雨キャンプは、知識と準備だけで確実に快適になる。
初心者こそ、雨の日を避けるんじゃなくて“雨の準備”を味方にすると一気に上達する。
素人だけど、検証して道具は選ぶ。
