携帯浄水器というと、多くの人は「登山」「渓流」「サバイバル」を思い浮かべると思う。
だが、自分が実際に防災の文脈で使い始めて感じたのは、携帯浄水器の本当の主戦場はアウトドアではなく“都市”だったということだ。
マンション断水、給水所が遠い、エレベーターが止まる、雨水しか水源がない。
こうした都市特有の詰みやすい状況こそ、携帯浄水器が最も力を発揮する。
登山用よりも「都市防災向き」と感じた理由
登山や渓流では、水源が比較的はっきりしている。
川があり、沢があり、流れがある。
一方で都市防災は、
- 水源が分散している
- 水があっても「飲めない水」が多い
- 移動が制限される
というまったく別の難しさがある。
このとき浄水器は、
- 給水所に並ばなくて済む
- 風呂水や貯水槽を再利用できる
- ベランダ雨水を“飲める水”へ変換できる
という都市ならではのリカバリー装置になる。
都市防災で現実的に狙える水源

自宅やマンション周辺で、実際に「浄水対象として現実的」と感じる水は次の通りだ。
- 断水前に溜めていた浴槽の水
- 貯水槽や受水槽の残水
- ベランダ・屋上に溜めた雨水
- 生活用水タンクの残水
これらは見た目が飲めそうでも、そのままでは確実に飲めない水だ。
ここに浄水器が介在することで、初めて“現実的な飲料水”に変換できる。
給水所が遠いとき、携帯浄水器は「移動しなくていい水」になる

災害時の給水所は万能ではない。
- 行列が長い
- 時間が読めない
- 重たい水を運ぶ必要がある
- 高層階では階段地獄になる
特にマンションでは、「水があっても部屋まで運べない」問題が起きやすい。
このとき浄水器があると、
- 移動そのものを減らせる
- 家の中で水が作れる
- 体力と時間を温存できる
という、かなり大きな差が生まれる。
風呂水・雨水という“非常時しか使わない水”を飲用に戻せる意味

風呂の残り湯や雨水は、平時では飲料に戻す発想すら出てこない水だ。
だが非常時には、
- 飲料用
- 調理用
- 歯磨き
- 簡易洗浄
など、あらゆる用途で水が必要になる。
このとき、
「飲めない水を、飲める水へ戻せる」
という装備は、精神的な安心感の次元が一段変わる。
電動タイプと手動タイプは都市防災では役割が分かれる

都市防災においては、
- 電動タイプ=まとめて水を作る装置
- 手動タイプ=非常用のバックアップ装置
という役割分担が、かなりしっくりくる。
電動モデル(例:Greeshow 携帯浄水器 GS-2801)は、
- ポリタンクへの連続給水
- 家族分のまとめ確保
- 車中泊避難での水製造
に向いている。
一方、手動モデル(例:[Greeshow 携帯浄水器 GS-288)は、
- 完全に電源不要
- 軽量
- 非常用バッグに放り込める
という最後の保険として機能する。
携帯浄水器は「都市に住んだまま生きるための装備」

登山や渓流は、最悪の場合でも「引き返す」という選択肢がある。
だが災害時の都市では、
- 帰れない
- 逃げられない
- 水が止まる
という状況が現実になる。
携帯浄水器は、そんなときに都市生活そのものを延命させる装置になる。
これはアウトドアギアではなく、都市防災ギアだと感じている。
まとめ|携帯浄水器は「都市型サバイバル水系」の中核装備になる

携帯浄水器は、もはや登山だけの道具ではない。
- マンションの断水
- 給水所が使えない状況
- 雨水と風呂水しか残っていない状況
こうした都市特有の詰みポイントを回避するための、現実的な装備になっている。
水は「運ぶもの」だけでは足りない。
「作れる水」を都市部で持つこと。
これが、携帯浄水器を“都市防災向き”だと感じる最大の理由だ。
素人だけど、検証して最適は選ぶ。
