キャンプの朝、テントの内側が“びっしょり”濡れていることがある。
寝袋もマットも触ると冷たく、乾かすのに時間がかかる。
でも実は、テントの結露は「仕組み」を知れば誰でも減らせる。
特別なギアを買わなくても、今日からできる対策でほぼゼロに近づけられる。
なぜテントは結露するのか?(理由はとてもシンプル)
結露の正体は「空気中の水分」。
人が寝ているだけで一晩に約400mlの水分を吐き出すと言われている。
この水分が、冷えたテントの内壁に触れて水滴になる。
- 夜間に気温が下がる
- テント内の湿度があがる
- 通気が悪く、水蒸気がこもる
つまり“対策の答え“は簡単。
湿気を逃がす(換気) × 温度差を減らす の2つだけ。
キャンプ初心者でもできる「結露を減らすOS」
■ ① ベンチレーションは必ず開ける
ほとんどのテントにある通気口。 ここを閉めたままだと湿気が逃げず、結露は確定。
- 上部ベンチレーションを開ける
- 入口ドアは少しだけ開けてメッシュにする
これだけで湿度は一気に下がる。
■ ② インナーテントとフライを離す
テントの壁が直接触れていると、そこに水滴が溜まる。
張り方を調整して “空気の層” を作るのがポイント。
- ガイロープをしっかり張る
- インナーとフライの接触をなくす
■ ③ 荷物を詰め込みすぎない
荷物が多すぎると、通気が悪くなり湿度が上がる。
テント内はなるべくシンプルにするだけで結露が減る。
■ ④ 寝る前に“熱源”を置かない
灯油ストーブ、湯たんぽ、カイロなどは快適だけど湿度も上がる。
- 湯たんぽはカバーに入れて湿気を抑える
- ストーブは換気必須+就寝時はOFF
結露をさらに減らすテクニック
■ ① グランドシートとインナーの隙間を作る
地面からの湿気を直接拾わなくなる。
■ ② 朝日が当たる場所に設営する
夜は冷える場所(川沿い・谷間)は結露しやすい。
日の出でテントが早く温まり、結露が蒸発してくれる。
■ ③ メッシュの活用
虫が多い季節でも、メッシュにしておけば換気できる。
結露した時の“後処理オペレーション”
- タオルで軽く吸い取る(拭き取らない)
- 朝日で自然乾燥させる
- 帰宅後に完全乾燥させる(カビ予防)
とくに、撤収時に濡れたまま収納するとカビの原因になるので注意。
結論:テント結露は「仕組みを知れば簡単に減らせる」
結露は自然現象だけど、対策すれば不快さは大きく減らせる。
- 換気をする
- 温度差を減らす
- 湿気をこもらせない
この3つだけ守れば、テントは驚くほど快適になる。
素人だけど、検証して最適は選ぶ。
