DAIWA イプリミ 56XXUL-S|例外的にハマった一本が、釣りの感覚を一段広げてくれた話

エリアトラウト用のロッドをいくつか使ってきた中で、 このイプリミ 56XXUL-Sは、明らかにスタンダードではない。

最初の一本として人に勧めようとは基本思わないし、 万能でもない。 それでも、このロッドは確実に釣りの感覚を一段広げてくれた一本だった。

目次

このロッドの立ち位置|スタンダードではない、けど強烈に記憶に残る一本

イプリミ 56XXUL-Sは、いわゆる「尖ったロッド」の部類に入る。

短く、かなり柔らかく、万人向けではない。 だからこそ、ハマったときの印象が強い。

最初の一本には選ばなかった理由

正直に言うと、基準を作るロッドではない。 釣りの全体像がまだ見えていない段階で使うと、 「よく分からないロッド」になってしまう可能性が高い。

ただし、力があまりない人でも慣れればルアーを飛ばしやすい側面もあるため、僕の妻は初心者の頃からずっと使っている。
それを見ていて僕も欲しくなり、今家には2本この竿があるという状態だ。

それだけ魅力的な竿なのだ。

手放せなくなった理由

一通りエリアトラウトの釣りが分かってきたあとに使うと、 このロッドは一気に面白くなる。

曲がり方、魚の重さの伝わり方、 すべてが「基準ロッド」とは違う。

イプリミ 56XXUL-Sの基本的な性格

とにかく短く、かなり柔らかい

56という短さに加えて、XXUL表記。 触った瞬間に「柔らかすぎ!」と分かる。

いわゆるペロンペロンの異常な柔らかさで、 力を加えるとロッド全体がよく曲がる。

明確に尖っているロッド

全部を平均的にこなすタイプではない。 得意と不得意がはっきりしている。

そのクセを理解して使うと、 一気に楽しさが増す。

よく使っていたルアーと、得意・不得意の整理

スプーンと多くのプラグはかなり楽しい

スプーンや、等速巻き中心のプラグ系は相性がいい。 ロッドがよく曲がるので、軽い力でもしっかり飛ぶ。

魚が掛かってからのやり取りも、 ロッドが仕事をしてくれる。

ミノーのジャーク系・ボトムプラグは厳しい

ジャーク系のミノーや、 強い操作が必要なボトムプラグは正直やりづらい。

ロッドが柔らかすぎて、 操作のキレを出しにくい。

ロッドが合う釣り、合わない釣りが分かりやすい

何でもできるロッドではない代わりに、 合う釣りでは、気持ちよさが際立つ。

キャストフィールと身体への負担

キャストは反発が強く、意外と楽

短いロッドだけど、 反発が強いので軽い力でルアーを飛ばせる。

キャスト自体は思ったより楽だった。

掛けてからが一番疲れる

一番疲れるのは、魚が掛かってから。

ロッドがしっかり曲がる分、 魚の引きをダイレクトに受け続ける感覚になる。

疲れるけれど、その分楽しい。

小さい魚を大きく感じさせる曲がり

小型のトラウトでも、 「ちゃんと魚を釣っている感覚」がある。

曲がりが釣りを演出してくれるロッドだと思っている。

掛けてからの印象|曲がりが生む余裕値

ロッドが深く曲がって力を受け止める

魚が掛かった瞬間、 ロッドが一気に深く曲がる。

その曲がりが、初動の力をしっかり受け止めてくれる。

魚の初動が荒くても成立しやすい

魚の反転や突っ込みが多少強くても、 ロッドが吸収してくれる安心感がある。

「余裕値が大きい」という表現が、一番しっくり来る。

エステルラインとの相性とドラグの考え方

エステルをよく使っている理由

イプリミでは、エステルラインを使うことが多い。

エステルの感度を最大限活かすというより、 ロッドの曲がりと合わせたときのバランスが好きで使っている。

もちろんエステルらしいサーチ力も手元に残る。

ドラグをやや締めても糸切れしにくい

反発が強めのロッドではドラグを緩めにするが、 イプリミでは、ややドラグを締めても問題が出にくい。

ロッド自体がしっかり曲がって、 初動の力を受けてくれるからだと思っている。

エステルで無茶な掛け方をしても成立する

初動で多少強く掛けても、 エステルでラインブレイクした経験は今のところない(思い出せない)

ロッドが逃がしてくれる安心感が、この竿の大きな特徴だ。

トラウトライズ S60SULとの違い

基準ロッドとの思想の違い

トラウトライズが「基準」なら、 イプリミは「例外」。

どちらが上という話ではない。

判断のしやすさと、感覚の楽しさ

判断しやすいのはトラウトライズ。 感覚が楽しいのはイプリミ。

役割がまったく違う。

このロッドが向かない人

疲れる釣りをしたくない人

一日通して楽をしたい人には向かない。

柔らかいロッドが苦手な人

この柔らかさは好みがはっきり分かれる。

一本で全部済ませたい人

万能ロッドを求めるなら、別の選択肢がいい。

どんな人におすすめか

2本目以降で釣りの感覚を広げたい人

基準ができたあとに使うと、 一気に世界が広がる。

曲がるロッドの楽しさを知りたい人

ロッドが釣りを演出してくれる感覚を味わいたい人に向いている。

釣果より体感を重視したい人

数より、体験を楽しみたい日によく持ち出すロッドだ。

まとめ|イプリミ 56XXUL-Sが教えてくれたこと

イプリミ 56XXUL-Sは、 エリアトラウトのスタンダードではない。

でも、ロッドが変わると釣りの感覚も変わる、 そのことを一番分かりやすく教えてくれた一本だった。

基準があるからこそ、 こういう例外を楽しめる。

素人だけど、検証して道具は選ぶ。

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この記事を書いた人

SUP釣り・海釣り・管釣り・キャンプを“素人視点で検証する”アウトドアブロガーです。
安全・快適・コスパをテーマに、実際に使ったギアだけをレビューしています。

SUPでの落水、磯の夜釣りの失敗、クーラーボックスや虫対策の検証など、一次体験ベースの情報を発信中。

素人だけど、検証して道具は選ぶ。

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