キャンプの事故は夜でも焚き火でもない。じつは「設営中」が圧倒的に多い。
理由はシンプルで、まだ“キャンプ場の状況が読めていない”時間だから。
足場・風向き・地面の硬さ・荷物の位置。 これらを理解しないまま設営に入ると、ケガとトラブルの確率が一気に跳ね上がる。
でも安心してほしい。 設営は「順番」を変えるだけで事故率をほぼゼロにできる。
事故の7割が“設営中”に起きる理由
キャンプ初心者の事故は、ほとんど以下に集約される。
- 手元が狂ってペグ打ちで手を叩く
- 風でテントが飛んでケガをする
- 荷物が散乱して足を引っかける
- ペグの張り方が甘く、夜にタープが落ちる
- 暗くなる前に焦って設営が雑になる
つまり、「焦り」×「不慣れ」×「環境の未把握」が事故の正体。
逆に言うと、この3つを潰せば安全になる。
結論:設営は“4つの順番”を守るだけで安全になる
初心者がやりがちなミスは、いきなりテントを広げること。
正しい手順は、次の4ステップ。
- ① 荷物を1か所に固める(足元の事故をゼロ化)
- ② 風向きと地面の硬さを確認
- ③ タープ → テントの順で設営
- ④ ペグは“最重要ポイントだけ先に”打つ
これだけで安全性と設営スピードが一気に上がる。
① 荷物は最初に“ひとまとめ”にする
事故の3割は、荷物に足を引っかけた転倒。
最初に絶対やるべきは、
「荷物を1か所に固める」
これだけで足元の事故はほぼゼロ。
- チェア・テーブルを勝手に広げない
- 重いものは地面に置き、転がり物は固める
- テントの袋やポールは一列にまとめる
“設営前の片付け”こそ安全の第一歩。
② 風向きと地面を必ずチェック
テントトラブルはほぼ「風」と「地面」で起きる。
■ 風向きの見方
- 草の揺れ
- 焚き火場の煙
- 木の上の枝の揺れ幅
この3つを見るだけで風向きは読める。
■ 地面のチェック
- 柔らかすぎ → ペグが抜けやすい
- 硬すぎ → ペグが浅い・曲がる
- 傾斜 → 夜に寝心地悪い+荷物が転がる
“場所選び”は設営の半分。
③ タープ → テントの順が安全の黄金ルート
初心者は逆をやりがち。
でも正解はいつも同じ。
① タープを張り、作業の影・雨除けを確保 ② その下でテントを広げる
これだけで事故率・疲労・ミスすべて減る。
- 直射日光で体力が削られない
- 突然の雨でも慌てない
- テントの生地が濡れない
プロのキャンパーが必ずこの順にするのは理由がある。
④ ペグは“最重要ポイントから”打つ
全部を一気にペグダウンする必要はない。
まずは4点だけ固定すればテントは飛ばない。
テントの最重要ポイントはここ:
- 四隅
- 入口の風下側
ここだけ押さえれば、あとでゆっくり調整できる。
ペグの角度は45度、深さは“全部入るまで”。
ハンマーはゴムではなく鉄ヘッドが安全で確実。
+α|初心者が抜けがちな“設営安全ギア”
設営を安全にするギアは多くないが、効果は大きい。
- グローブ(指の挟み事故が激減)
- LEDヘッドライト(夕方の影でミスが減る)
- 鉄製ペグ(刺さりが安定)
- ハンマー(作業効率倍増)
- ガイロープ(強風時の命綱)
この5つは“安全系ギアの基礎パック”として扱える。
まとめ:設営は“順番”を変えるだけで安全になる
事故の7割が起きる設営でも、やるべきことは本当にシンプル。
- 荷物をまとめる
- 風と地面を見る
- タープ → テントの順
- 最重要4点だけ先にペグ打ち
この4つを守るだけで、初心者でも安全・速い・疲れない設営が実現する。
素人だけど、検証して最適は選ぶ。
