釣果は悪くない。 操作も破綻していない。
それなのに、 なぜかやけに疲れる日がある。
逆に、 長時間釣っているのに意外と楽な日もある。
この違いに気づいてから、 ロッドを見る目が少し変わった。
疲れる・疲れにくいはロッドの良し悪しではない
最初に言っておきたいのは、 疲れるロッドがダメという話ではない。
高いロッド=疲れにくい 柔らかいロッド=楽
こうした単純な話でもない。
疲れには、 いくつかの“出どころ”がある。
疲れが出るポイントは大きく3つある
キャスト時の疲れ
毎回しっかり力を入れないと飛ばない。
タイミングが少しズレると失速する。
こうしたロッドは、 投げるたびに身体を使う。
再現性が低いほど、 無意識に力が入る。
掛けてからの疲れ
魚が掛かってから、 ずっと人が耐えている感覚がある。
ロッドが受け止めきれず、 手首や腕に負担が集まる。
やり取りの時間が短くても、 疲労は溜まりやすい。
集中力の疲れ
常にミスを警戒しながら操作する。
テンション管理に気を張り続ける。
このタイプの疲れは、 身体より先に気持ちが消耗する。
疲れやすいロッドの特徴

人がやることが多い
毎回合わせる。
毎回力を調整する。
常にロッドを操作し続ける。
ロッドに預ける余白が少ない。
支点が近く、負担が集まりやすい
短い。
柔らかい。
深く曲がり続ける。
一匹あたりの体験は濃いが、 身体への負荷は大きい。
疲れにくいロッドの特徴
ロッドが仕事を分担してくれる

初動を吸収する。
テンションを一定に保つ。
戻りが自然。
人は必要な場面だけ介入する。
力が分散される構造

長さがあり、 張りと戻りのバランスが良い。
一点に負担が集中しない。
結果として、 長く釣り続けられる。
「疲れにくさ」は快適性と似て非なるもの
疲れにくい=雑にできる、ではない。
むしろ、 判断が減るから集中が続く。
迷いが少ない分、 精神的にも楽になる。
あえて「疲れるロッド」を選ぶ理由

疲れるロッドは、 釣りが濃くなる。
一匹の情報量が多く、 記憶に残りやすい。
短時間勝負の日や、 釣りを楽しみたい日には悪くない。
自分にとっての「疲れにくい」を知る
長時間か、短時間か。
数を釣りたいのか、 一匹を味わいたいのか。
身体と気持ち、 どちらに余裕を残したいのか。
ここが分かると、 ロッド選びはかなり楽になる。
一本ですべてを解決しなくていい

基準になるロッド。
楽しむためのロッド。
楽にするためのロッド。
役割が分かれれば、 迷うことも減る。
まとめ|疲れ方が分かると判断が変わる

疲れるロッドが悪いわけじゃない。
疲れにくいロッドが正解とも限らない。
大事なのは、 自分の釣りに合っているかどうか。
疲れ方を言語化できるようになると、 ロッド選びは一段、楽になる。
素人だけど、検証して道具は選ぶ。
