これは、僕がスプーンで釣りをしているときに、頭の中で実際に起きている「判断の分岐」を書き出したもの。
一直線のローテーションではなく、
魚の反応をどう受け取ったかによって、次に進む方向が変わっていく。
ここに書いてあるのは正解でも攻略法でもなく、
あくまで「こう感じたら、こう動くことが多い」という思考の流れの例だ。僕の場合。
スプーンローテをどう組むのか、エリアを始めて間もない方の参考になれば幸いだ。
このロードマップの前提
スプーンを変えるとき、
僕は「釣れた・釣れない」よりも、反応のズレ方を見ている。
サイトフィッシング(クリアポンドでの目で見ながらの釣り)ができる場合は、
追い方、距離感、触り方、無反応の質。
そのズレをどう感じたかで、次の一手を決めている。
だから、g順でも時系列でもなく、
反応別に枝分かれする形になっている。
濁った止水ポンドの場合は魚が目で見えないので、魚がスプーンに触ってくるかどうか、釣れた時のバイトの仕方(弱い、強い、針のかかり方、針がかかっている口の位置)などが判断のヒントになる。
こちらの方が難しそうだけど、ある程度その日のパターンを掴むことができれば、比較的イージーに釣りやすくなると僕は感じている(エリアにもよるけれど)
ただ、どちらも判断の切り方の根本は変わらない。
投げているスプーンが釣れなくても「釣れない」という事実が次のヒントになる。
スタート前提|まず状況を掴むためのスプーン
僕の場合、釣りに行く日はほとんど朝イチから始めるので、一日のローテーションはいきなり細かい判断から入らない。
まずは「今日は魚がどれくらい動ける状態なのか」「追う元気があるのか」を見るところから始めている。
放流があったタイミングでは、また全てをリセットして強いスプーンから入っていく。
ドーナ2.0g

放流が入った直後や、明らかに魚が浮いていて活性が高そうなときのスタート。
ここでは釣り切ることよりも、
・どれくらいのスピードまで追ってくるか
・触るか、食い切るか
その反応の強さを見る意味合いが大きい。
反応が続く間は色替えだけで様子を見る。
追いつけていない、触るけど食わないと感じ始めたら、次の段階へ進む。
ノア1.8g

朝イチや、「まずは全体を広く見たい」ときのスタート。
動きが素直でスピードも出せて、朝の反応確認として使いやすい。
ここで当たりが出るか、追いがあるかで、その日の大まかなテンポを決める。
全く反応がない場合や、「動き自体を嫌がっている」と感じたら、
重さ・動きの質をズラすフェーズに入っていく。
追ってくるが、食わないとき
まず多いのがこの状態。
スプーンには反応するが、距離が縮まらない、最後に口を使わない。
リクーゼ1.7g / バンナ1.7g・1.4g / コール1.6g/ノア1.5g




この段階では、魚はまだ動きを追えていることが多い。
疑うのは「少し速すぎるかもしれない」という点。
重さやシルエットは大きく変えず、スピードを一段落とすorアクションを少し変えてみる。
その確認として、このあたりのスプーンを入れることが多い。
ここで反応が戻れば、そのまま色替えやg違いで整理していく。
グラビティ1.65g / 1.35g

スピードを落としても反応が変わらない場合は、動きの質そのものが合っていない可能性を考える。
水の受け方や揺れ方を大きく変えるために、グラビティを入れる。
ここで反応が出た場合は、同じ色を別のスプーンに当てて、カラーなのか動きなのかを切り分ける。
触るが、掛からないとき
当たりは出る。
でも、フッキングまで持ち込めない。
ハントグランデ1.3g / 1.0g

この段階では、動きの強さ自体は嫌われていないことが多いと判断する。
そこで、動きは強めを残したままシルエットを小さくしてみる。
ハントグランデは、重量のわりにシルエットが小さいため、見え方だけをズラしたいときに使いやすい。
ここで違和感が出る場合は、無理に引き続けず、1g帯にいくか(戻すか)、小シルエットで動きを落とす判断に移る。
KIDダディ1.2g / 0.95g

横の釣りで反応が止まり、動きの質を大きく変えたいと感じたときに入れる。
縦泳ぎ前提で使うことで、水の受け方と見せ方を一気に切り替える役割。
ハマると連発するが、合わないときは反応が極端に出ない。
一色で反応がなければ深追いせず、元のスプーン軸か、サイズを落とす判断に戻る。
1g帯で判断を整え直す
いくつかのスプーンを試して、判断自体がズレてきたと感じたとき。
リクーゼ1.0g

ここからが、自分の中での1g帯の基準。
前のスプーンから自然につなぎ、全体の反応を整理する。
3色投げて反応がなければ、次の段階を考える。
フレア0.9g

リクーゼ1.0gと行き来しながら、同じ重さ帯での反応差を見る。
どちらか一方だけに反応が出ることも多く、この往復そのものが判断材料になる。
マイクロに入るかを決める
ハント0.9g / 0.7g

完全なマイクロに入る前に、「まだ取れる魚がいるか」を確認する位置。
シルエットは小さいが、動きはまだしっかりしている。
反応がなければ、マイクロに進むか、スプーンを止める判断に入る。
マイクロ帯の区切り
リクーゼ0.6g

自分にとってのマイクロスプーンの軸。
ここである程度拾えたら、一度区切りをつけることが多い。
さらに軽くするか、プラグに行くか、
もしくは大きめのスプーンに戻すか。
この地点で、一日の流れを整理し直す。
スプーンを止める判断


マイクロまで反応がなくなったら、無理に続けない。
デッドスロー系のプラグに行く。
時間を空ける。
放流があるまで休憩する。
満足できていたら早めに帰る。
まとめ

ローテには「これを挟めば絶対釣れる」という具体的なものはないと思っている。
色々試していく中で自分の中にできてくる道筋が「抽象化された再現性」に変わっていく。
今日はどんな反応の日だろう?そこから読み解いて1匹を釣る瞬間が最高に面白い。
実際の釣りでは、スプーンローテの合間にプラグへ行く/またスプーンに戻る、も組み込まれていく。
全体のローテはもう少し複雑になるけれど、スプーンローテの軸を持つことで迷子しにくくなる。
その年の釣り場の傾向、シーズンによってこれからも自分なりのアップデートをしていきたいと思う。
素人だけど、検証して道具は選ぶ。
