短くて柔らかいロッドはなぜ疲れる?|DAIWA 56XXUL-Sを使って分かったこと

短いロッドは楽そう。 柔らかいロッドは優しそう。

エリアトラウトを始めた頃、自分もそう思っていた。

実際、数字だけを見ると理にかなっているように見える。 軽くて、取り回しが良くて、魚にも優しそう。

でも、短くて柔らかいロッドを使い込むほど、 「思ったより疲れるな」と感じるようになった。

目次

DAIWA 56XXUL-Sは「短くて柔らかい」を極端に突き詰めたロッド

僕が持っているDAIWA 56XXUL-Sは5ft台という短さに、 かなり強めの柔らかさを組み合わせたロッドだ。

スペック上は、とても優しそうに見える。

実際、魚の初動はよく受け止めてくれるし、 エステルラインでも無茶な掛け方が成立する余裕がある。

ただし、使い続けると別の側面が見えてくる。

疲れの正体は「キャスト」ではなかった

キャストはむしろ楽

正直に言うと、キャスト自体は楽だ。

ロッドの反発が大きく、 強く振らなくてもルアーは気持ちよく飛ぶ。

飛距離面でストレスを感じることも少ない。

疲れるのは「掛けてから」

疲れを感じ始めるのは、 魚が掛かってからだ。

このロッドは、とにかくよく曲がる。

魚の動きに対して、 ロッドが常に仕事をし続ける。

つまり、人はそれをずっと支え続ける側になる。

短くて柔らかいロッドの構造的な負担

曲がる量が多い

柔らかいロッドは、 それだけ曲がる量が大きい。

曲がるということは、 エネルギーを受け止めているということ。

その分、 手首・腕・体で支える負担は増える。

支点が近い

ロッドが短いと、 力の逃げ場が少ない。

長いロッドなら分散される力が、 短いぶん手元に集まりやすくなる。

これが、 じわじわとした疲れにつながる。

「楽」と「余裕値」は別物だった

このロッドは、 魚に対する余裕値はとても大きい。

初動を吸収する。 無茶な掛け方でも切れない。

でもそれは、 人が楽をできる、という意味ではなかった。

ロッドが仕事を増やすほど、 人の負担も増えていく。

なぜ短いロッドは柔らかく作られがちなのか

飛距離を補うため

短いロッドは、 そのままだと飛距離が出にくい。

そこで反発を強め、 柔らかさを持たせて補う。

魚をいなすため

長さがない分、 曲がりで魚をいなす必要がある。

結果として、 「短くて柔らかい」バランスになりやすい。

長くて少し硬いロッドとの疲れ方の違い

長さがあるロッドは、 力を分散してくれる。

少し硬さがあるロッドは、 ロッドの仕事量を抑えてくれる。

その結果、 人が楽をできる時間が増える。

疲れ方の質がまったく違う。

短くて柔らかいロッドが向いている人

曲がりを楽しみたい人。

小さな魚も、大物みたいに楽しみたい人。

短時間で濃い釣りをしたい人。

そういう人には、 とても魅力的なロッドだと思う。

向かない人・注意点

長時間釣りたい人。

手首や肘に不安がある人。

「楽をしたくて」選ぶと、 イメージとズレやすい。

それでも56XXUL-Sを使い続ける理由

正直、疲れる。

でも、それ以上に楽しい。

魚とのやり取りの密度が上がり、 釣りをしている感覚が濃くなる。

基準ロッドとは別軸で、 世界を広げてくれる一本だ。

まとめ|短くて柔らかいロッドは「楽」ではなく「濃い」

短くて柔らかいロッドは、 楽な道具ではない。

その代わり、 釣りの情報量と密度を一気に上げてくれる。

構造を理解したうえで使うと、 納得して付き合える。

素人だけど、検証して道具は選ぶ。

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この記事を書いた人

SUP釣り・海釣り・管釣り・キャンプを“素人視点で検証する”アウトドアブロガーです。
安全・快適・コスパをテーマに、実際に使ったギアだけをレビューしています。

SUPでの落水、磯の夜釣りの失敗、クーラーボックスや虫対策の検証など、一次体験ベースの情報を発信中。

素人だけど、検証して道具は選ぶ。

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