エリアトラウトのロッド選び総括|基準を作ってから、違いを楽しむまで

エリアトラウトのロッド選びは、正直かなり迷いやすい。 スペック表を見比べても、実際に振ってみないと分からないことが多いし、 「結局どれが正解なのか分からない」という状態になりやすい。

自分自身も、いろいろ使ってきた。 合ったロッドもあれば、合わなかったロッドもある。

この総括では、 「どれが一番いいか」を決める話ではなく、僕の場合、 どうやって基準を作り、どうやって違いを楽しむようになったかを整理してみようと思う。

目次

まず基準を作る|トラウトライズ S60SULの役割

エリアトラウトで一番長く使っているロッドが、トラウトライズ S60SULだ。

尖った性能はない。 特別に軽いわけでも、柔らかいわけでもない。

ただ、「釣りを成立させる」という点で非常に安定している。

なぜこのロッドが基準になったのか

投げて、巻いて、掛けて、寄せる。 どの動作も大きな違和感がなく、迷いが出にくい。

何かズレを感じたときに、 「ロッドのせいなのか?」と一度立ち止まれる安心感があった。

最初の一本が“基準”である意味

最初に使うロッドが基準になると、 あとから触るロッドとの差が分かりやすくなる。

逆に基準がないままロッドを増やすと、 良い悪いの判断がずっと曖昧なままになる。

同じシリーズでも感覚は変わる|S63SULで分かった「長さ差」

トラウトライズ S63SULは、 同じシリーズで長さが3インチ違うモデル。

たった3インチだが、実際の投げ感はかなり変わった。

3インチで変わる投げ感

63のほうが遠心力を使いやすく、 少ない力でルアーを前に送れる感覚がある。

海釣りからエリアに入る人なら、 この63のほうがしっくり来る場合もあると思う。

表記より身体感覚を信じたほうがいい場面

同じシリーズ、同じ硬さ表記でも、 長さが変われば感覚は変わる。

スペックは目安であって、 最終的に頼るのは身体感覚だと感じた一本だった。

曲がりが釣りを変える|イプリミ 56XXUL-Sという例外

イプリミ 56XXUL-Sは、完全に尖ったロッドだ。

短くて、不安になるほど細くて、とにかく柔らかい。 基準という意味だとズレまくっている竿だ。

初動を受け止める“余裕値”

このロッドは、とにかくよく曲がる。

魚の初動をロッドが吸収してくれるので、 多少無茶な掛け方をしても成立してしまう。

また力を入れなくても反発がすごいのでルアーがよく飛ぶ。

疲れるけど、楽しいという感覚

正直、手持ちの中では一番疲れるロッドでもある。

ただ、竿の曲がりによって 小さな魚でもやり取りがめちゃくちゃ面白くなる。

「釣りをしている」感覚が爆増するのだ。

「二本目以降」で世界を広げるロッドだと感じている。

快適性という価値|AT2-S60UL-Eで分かった違い

AT2-S60UL-Eは、僕の手持ちだと一番高い竿になるが、使ったからと言って釣果が劇的に変わるわけではない。

でも、長時間の釣りが明らかに楽になる。

疲れ方が変わる

ロッドの反発と戻りがとても綺麗で、 掛けてからロッドが仕事をしてくれる。

一匹ごとの差は小さくても、 積み重なると差がはっきり出る。

またエステルラインを使うときのバランスが非常に良く、安心して釣りに集中できるのも疲れ難い理由になる。

かけた時に感触もなめらかで気持ちが良い。

価格差が体感として出るポイント

価格の違いは、 釣果よりも身体への負担に出る。

このロッドで、 「快適性」という価値をはっきり意識するようになった。

表記は同じでも別物|トラウトワン AS S60SUL

トラウトワン AS S60SULは、 比較して初めて立ち位置が見えたロッドだ。

同じ60SULでも性格は違う

ティップは柔らかく感じ、 PEラインと組み合わせたときに個性が出る。

プラグ中心の釣りでは気持ちよさがある。

基準にはならなかった理由

悪いロッドではない。むしろいいロッドだ。 ただ、迷ったときに戻る場所にはなりにくかった。

比較軸として価値のあるロッドだと感じている。

今は使わなくなったロッドから学んだこと

すべてのロッドが、 「合う・合わない」で片付けられるわけではない。

慣れでは解決しない違和感が残る竿もある

ダイワ/シマノ以外のメーカーの安めのロッドを使っていた頃、 ティップ周りのガイド処理が甘く、 ラインがしょっちゅう隙間に引っかかってしまっていた。特に細糸のPEはやりづらかった。

自分のキャストがいけないのかと練習もしたが、結局今でもたまに使うと引っかかる。

これは投げ方や慣れでは解決できない「品質」の差だと理解した。

成立するけど、続けたくならない

釣りは成立する。 魚も釣れる。

それでも、 ストレスが積み重なると結局使わなくなってしまう。

竿選びのスタート地点も大事になる。

エントリークラスはなぜダイワ・シマノを結局選ぶのか

セオリーすぎるが、エントリークラスなら、 やっぱりダイワかシマノを選んでおけば大きく外しにくいと思っている。

海水淡水含めて30本近く竿を買ってきて、やっぱりこの2社は全価格レンジで安定感があると思う。

特にエントリークラスでは一番信頼している。

これは「有名だから」だけではないと思っている。

作りの最低ラインが安定している

日本市場で展開している規模と品質管理の差で、 安いモデルでも致命的な雑さが出にくい。

同じ1万円でも、 中身の配分はメーカーによって変わる。

エリアトラウトは精度差が出やすい釣り

軽量ルアー、細ライン、テンション変化が多い釣りでは、 小さな作りの差がそのままストレスになる。

この釣りでは、 作りの安定感が大きな価値になる。

ロッド選びで迷ったときのQ&A(僕の手持ちロッドを例に)

結局、最初の1本として一番おすすめなのはどれ?

判断を楽にしたいなら、トラウトライズ S60SUL。

尖った性能はないが、投げる・巻く・掛ける・寄せるのすべてが安定していて、基準を作りやすい。

迷ったときに戻れる場所になるロッドという意味で、一番おすすめできる。

トラウトライズ S60SUL と S63SUL、どちらを選べばいい?

どちらでもいいが、重視する感覚で選ぶのがいい。

取り回しやすさを重視するならS60SUL。

投げるときの遠心力や、少ない力で飛ばしたいならS63SUL。

釣果差が出るような違いではない。

イプリミ 56XXUL-S は最初のロッドとしてどう?

最初の一本には向かないが、2本目以降としてはかなり面白い。

柔らかさと曲がりが極端で、基準作りには向かない。

ただし、釣りの感覚を広げたいタイミングでは世界が変わるロッド。

高めのロッド(AT2など)はやっぱり釣果が変わる?

釣果は大きく変わらないが、疲れ方と快適さははっきり変わる。

長時間釣りをしたときの身体への負担や、掛けてからの安心感に差が出る。

「楽に続けられる」という価値が明確に体感できる。

同じSUL表記なのに、ロッドごとに感覚が違うのはなぜ?

表記はあくまで目安で、実際は別物だから。

長さ、ティップの入り方、反発位置、用途想定によって性格は大きく変わる。

スペック表より身体感覚を信じたほうが納得しやすい。

安いロッドでも釣れるなら、品質差は気にしなくていい?

釣れるが、ストレスが積み重なる可能性は高い。

ガイド処理や細部の雑さは、細糸・軽量ルアーでは如実に出る。

成立はするが、続けたくなくなる原因になりやすい。

最終的にロッド選びで一番大事なことは?

正解を決めないこと。判断を楽にすること。

基準を作り、違いを知り、自分の感覚で選べるようになれたら最高だ。

それがこの釣りを一番長く楽しめる形だと思う。

ロッド選びの考え方まとめ

最初は基準になるロッドを

まずは判断の軸を作る。

慣れてきたら、違いを楽しむ

差が分かるようになると、 ロッド選びは楽しくなる。

正解を決めず、判断を楽にする

迷わなくなることが、一番大きなメリットだと思っている。

まとめ

ロッド選びは正解探しではないけど、自分に合うものは必ずある。

基準を作って、 そこから違いを知っていくと釣りはずっと楽になると考えている。

素人だけど、検証して道具は選ぶ。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

SUP釣り・海釣り・管釣り・キャンプを“素人視点で検証する”アウトドアブロガーです。
安全・快適・コスパをテーマに、実際に使ったギアだけをレビューしています。

SUPでの落水、磯の夜釣りの失敗、クーラーボックスや虫対策の検証など、一次体験ベースの情報を発信中。

素人だけど、検証して道具は選ぶ。

目次