同じ数を釣っている。
同じ釣りをしている。
それなのに、
帰りの体の感じがまるで違う日があった。
「あれ、今日は意外と楽だったな」
「なんか、どっと疲れたな」
この差を考えていくと、
ロッドの価格差が現れる場所は、釣果ではないと思うようになった。
高いロッド=釣れる、は正直ほぼない
まずは正直に切り分けたい。
安いロッドでも魚は釣れる。
高いロッドに替えたからといって、釣果が倍になるわけでもない。
友人ともこの話をよくするけど(友人は基本ハイエンドのロッドで釣りをしている)、体感10%、多く見積もっても20%くらい取れなかった魚が取れる様な気がする、というのが僕らの結論だ。
特に、かける瞬間にバレにくくなる、取り込みまでが安定する、という点が10-20%くらい変わってくるイメージ。
釣れない魚はそもそも何をやってもルアーに興味を示さない。
エリアトラウトでは特に、
釣果と価格は直結しにくい。
だからこそ、
価格差は別の場所に出る。
価格差が出るのは「動作の積み重ね」
一投一投。
一匹一匹。
そして、一日の終わり。
単発では分からない差が、
積み重なったときに効いてくる。
差が出るポイント① キャスト時の身体負荷

力で投げるロッド
タイミングに依存する。
再現性が安定しない。
午後になるとズレが出る。
結果として、
無意識に力を使い続ける。
ロッドが仕事をするキャスト
少ない力で成立する。
同じ感覚で振り続けられる。
1日を通して安定する。
ここに、
価格差が少しずつ現れる。
差が出るポイント② 掛けてからの身体感覚

人が耐えるロッド
初動で力が必要になる。
手首や前腕に負担が集まる。
一匹では気づきにくいが、
数が増えるほど効いてくる。
ロッドが受けるロッド
初動をロッドが吸収する。
人は支える役に回れる。
負担が分散され、
疲れが溜まりにくい。
差が出るポイント③ 疲れの「質」
価格差は、疲れの出方として現れる。
- 筋肉の疲労(手首・前腕・肩)
- 関節の違和感
- 集中力の消耗
どれが先に来るかで、
その日の印象が変わる。
なぜ短時間では価格差が分からないのか

試投では、良い部分しか見えにくい。
疲労は、後半に出る。
価格差は、
「後出し」で効いてくる。
数投、数匹では判断できない理由が、ここにある。
高いロッドが向いている人
長時間釣行が多い人。
一日の満足度を重視する人。
体力を温存したい人。
判断を減らして釣りたい人。
こういう人にとっては、
価格差は十分に体感できる。
安いロッドが悪いわけではない
短時間釣行。
役割限定。
サブロッド。
こうした使い方なら、
安いロッドでもまったく問題ない。
価格は、使い方とセットで考えるものだと思っている。
正直、僕は1万円以下のロッドで朝から日暮れまでやりきることも多い。
疲れる部分もあるが、気合があればできる範囲でもある。
「価格差=快適性差」という考え方
釣果では測れない。
数値にも出にくい。
でも、
身体では確実に感じ取れる。
この差が分かるようになると、
ロッド選びの基準が変わる。
つまり、快適性が価格に比例するのは間違いない。
まとめ|価格差は身体に静かに現れる

朝は分からない。
昼も分からない。
夕方、
そして帰り道で気づく。
ロッドの価格差は、
釣果ではなく、身体の奥で静かに現れる。
素人だけど、検証して道具は選ぶ。
