エリアトラウトで、どこが一番釣果に直結しているか。 自分はフックだと思っている。
ラインでもロッドでもなく、魚の口に一番近い場所。 魚が最初に触れて、最初に力が掛かる場所。 エリアトラウトみたいに繊細な釣りほど、ここを雑に扱う理由はないはずだと思っている。
フックを替えれば何でも解決する、という話ではない。 ただ、アタリがあるのに結果が出ないとき、最初に見る場所としては、フックがいちばん合理的だと。
前提:フックがすべてを決めるわけではない
最初に書いておくと、フックに正解はなく、どこまで細かく詰めるかも、人それぞれだと思う。
フックを替えたからといって、急に釣れ出すとは限らない。 ただし、放置していいパーツではないという立ち位置だけは、はっきりしていると思う。
アタリはあるのに乗らないとき、まずフックを見る
エリアでよくあるのが、
- アタリはある
- 魚は触っている
- でも乗らない、もしくはすぐ外れる
この状態で、すぐ操作やラインの思考には行かない。 まず見るのはフックの状態だ。
最初に確認するポイント

- フックがなまっていないか
- フックが曲がっていないか(広がっていないか)
- フックの向きを間違えていないか
どれも、目で見て、指で触れば分かる。 再現性が高くて、判断も早い。
フックは「状態」がすべてのスタート地点
ナマリや変形は放置しない
フックがなまっていたり、変形していたりしても、 そこから良くなる方向は一つもない。
針先が甘ければ刺さらない。 曲がっていれば力が正しく伝わらない。
だから、これに関しては言い切っていいと思っている。 気づいたら、さっさと交換して悪いことはない。
新品状態を基準にする
フックを評価するときの基準は、常に新品だと思っている。 迷ったら新品に戻す。 それが一番分かりやすい。
フックの「向き」は設計そのもの
フックの向きの基準は、基本的にそのルアー製品が想定している掛かり方、そのものだと思っている。
だからまずは、製品を買った状態を基準にするのがベターだと考えている。
向きの考え方の例
- クランク:前後ともテール方向を向いていることが多い
- マジックジャーク用ミノー:内向きが多い
- ミノーでも、定番のダブルクラッチは外向きがデフォルト
- トップウォータープラグ:フロントは外向き、テールは内向き
ルアーによって、正規の向きは結構違う。 自分流に変える前に、まずは設計通りを頭に入れておくのがいい。
スプーンはフックで「動き」も変わる
スプーンの場合、フックは掛かりだけの話ではない。
フックの種類や大きさを変えると、
- ピッチ数
- ウォブルの幅
- イレギュラーの入りやすさ
こういったルアー全体の動きにも影響が出る。
だからスプーンも、まずは推奨フックを基準に考える。 そこから、動きを変えたい理由が出てきたら、サイズや形状を変えていくようにするのがいいと思っている。
フックを変えるのは「意図があるときだけ」
自分も魚の状況によってフックは変える。 ただし、意図を頭で整理してから行うようにしている。
変えるケースの例
甘噛みが多いと感じたときは、 ゲイプが広めで貫通力があるタイプに替えることがある。 ただしその分、針が細くなって、変形しやすい、もちが悪い、といったデメリットも理解して使う。
魚のやる気が明らかに強いとき、 たとえば放流直後などは、太軸でパワーがあるフックにすることが多い。 こちらからしっかり掛けたいときは、ゲイプ幅が若干狭目かノーマルなものを選ぶ。
どれも万能ではない。 得るものと引き換えに、失うものがある。
どこまで詰めるかに正解はない
フックを細かく詰める人もいるし、 基準だけ押さえて釣る人もいる(僕はそこまで細かくはやらない)
どちらが正しい、という話ではない。
ただ一つだけ、はっきり言えるのは、 フックの状態チェックを省略していい場面はないということだ。
まとめ:フックは判断の起点に置く
釣り全般に共通することだと思うけど、魚の口に近い部分からパーツ選定は大事になってくる。
特にエリアトラウトでは、フックは最も釣果に近いパーツだと思っている(本当にすぐ針が鈍る)
アタリがあるのに結果が出ないとき、 まずフックを見る。 状態を見る。 向きを見る。 基準に戻す。
それだけで、無駄な試行錯誤がかなり減る。
バレる悔しさも減り、釣りがだいぶ楽になる。
素人だけど、検証して道具は選ぶ。
