一日の釣りを振り返ったとき、釣れたスプーンよりも強く記憶に残るものがある。
それは爆発的に釣れた一枚ではなく、「ここでこれを挟んだから流れを見失わずに済んだ」と感じるスプーンだ。
自分の中では、釣果を伸ばす役よりも、「判断がズレない位置に戻してくれる存在」の方が印象に残ることが多い。
バンナは、僕にとってまさにそのタイプのスプーンだ。
バンナを使い始めた理由

ノアやリクーゼを使っていると、「このまま続けるか、次へ行くか」で迷う場面がよく出てくる。
速すぎるかな、強すぎるかな。
でも、いきなり大きく変えるほどでもない。
そんな“迷いの隙間”を埋めるスプーンとして、バンナを使い始めた。
ニュードロワーのハント系スプーンの感触が良かったこともあって、同じ系譜のこの重量帯なら、その役割を任せられる気がした。
僕の中でのバンナの立ち位置
僕のローテーションでは、バンナは「ここから釣る」スプーンではない。
どちらかというと、前後をつなぐことで、判断を飛ばさないためのスプーンという位置づけにしている。
流れとしては、
- ノア1.8g
- リクーゼ1.7g
- コール1.6g
- リクーゼ1.0g
- フレア0.9g
こうした僕の中でのメインどころの間に、バンナ1.7g/1.4gを差し込むイメージだ。
一気にスピードや動きを変えずに、
「まだこの流れでいいのか?」を確認するために使っている。
1.7gと1.4gの使い分け
1.7gと1.4gは、同じ役割の中のレンジ(スピード)違いで使っている。
バンナはシルエットが変わらないので、役割自体は変えずに、
- 1.7g:前のスプーンの流れを保ったまま、少しだけ変化を入れたいとき
- 1.4g:同じ流れで、スピードを一段落としたいとき
そんな使い分けをしている。
ここで大きく釣りを変えたいわけではなく、
あくまで「まだこのゾーンに魚がいるか」を見るための調整で使っている。
バンナの動きと性格

バンナは、ノアほど素直ではなく、リクーゼほどピッチが細かいわけでもない。
ど真ん中のスタンダードではないけれど、
かといってクセが強すぎるわけでもない。
巻いていると、どこか「次に何か起きそうな余白」を残した泳ぎをしているように見える。
この感じが、ローテーションの中で使いやすい。
よく使うカラーと理由

スケコマシー
抑えた蛍光イエローに裏が黒。
朝のサーチでよく使う。
派手すぎず、それでいて反応を拾いやすいと感じている。
クマー油
枯れ金に茶色の飛ばし、裏は焦げ茶。
時間帯を選ばず使いやすく、
特に昼の渋い時間になぜかこのカラーだけ釣れるので、何度も助けられている。
「このサイズ・スピード・色で投げたい」と思ったときに、ローテーションを無視して唐突に入れることがある。
それでも釣れてしまうことがあって、個人的には一番好きな色。
ペレゴンスト
少しくすんだ強めの金。
万能ではないが、
金を投げたいけれど、ギラつかせたくないときに使う。
放流後の残存狙いや、朝の再サーチで出番がある。
カズムシ
茶色系ベースにラメ、少し金混じり、裏がブラウン。
派手な色を避けたいけれど、
存在感は残したいときに使う。
外す判断と次の一手

バンナで違和感を感じたとき、
無理に引き続けることはあまりしない。
特に、
- もっと動きにイレギュラーを入れたい
- スライド系の反応を見たい
- スプーンの動きを、もっと手元で感じたい
こう感じたときは、Deep Paradoxのグラビティに替えることが多い。

また、グラビティは水をよく噛み、
動きが手元に明確に伝わってくる。
「この違和感は、動きなのかスピードなのか」を切り分けるには、そちらの方が分かりやすいと感じている。
グラビティがダメなら、ノーマル系(コールなど)に移行する。
フックについて

バンナでは、
- ヤリエ MK #7
- ヤリエ AG #7
を状況で使い分けている。
今のところちょうどいいなと感じている。
まとめ|僕にとってのバンナ

バンナは、使い方次第で十分メインになり得るスプーンだと思う。
ただ、僕の場合は、
ローテーション全体を安定させるために回り続ける存在として使っている。
主役ではないけれど、抜けると判断に隙間ができてしまう。
だから、ケースから外れることは今後もないと思う。
素人だけど、検証して道具は選ぶ。
