同じクランクを、同じレンジで、同じ速度で巻いている。
それなのに、ある日はテールに浅く掛かり、ある日は丸呑みに近い形で深く掛かる。
ルアーも操作も大きく変わっていないのに、食い方だけが違う。
この差はフックの問題というより、魚の「判断の深さ」の違いだと感じている。
今日は、クランクでバイトが浅くなる日と、深くなる日の分岐点を整理してみる。
バイトが浅くなる日の特徴

浅い日は、反応自体は出る。
追いもある。触りもある。
それでも掛かるのはテールフックだけだったり、口の外側に皮一枚で掛かったりする。
完全に無反応というより、「最後まで入ってこない」状態に近い。
このとき魚は、クランクを見て判断している。
追うかどうかは決めるが、食い切るところまでは進んでいない。
判断が途中で止まっている感覚がある。
レンジや速度が大きくズレているわけではない。
ただ、処理が速い。
見て、判断して、除外するまでが早い日だ。
バイトが深くなる日の特徴

深くなる日は、吸い込みが違う。
センターフックまでしっかり入ることもあるし、重みが明確に出る。
触るというより、持っていく感覚に近い。
この日は、レンジと速度がきれいに噛み合っていることが多い。
違和感が少なく、追尾距離も長い。
魚の判断が最後まで進み、「食べ物」として処理されている印象がある。
浅い日が「確認」で止まるなら、深い日は「確定」まで進んでいる。
その差が掛かり方にそのまま出る。
分岐点はどこにあるのか

浅いか深いかの分岐は、いくつかの要素が重なっている。
ひとつは追尾時間だ。
追ってすぐ触る日は浅くなりやすい。
少し後ろについてから吸い込む日は、深くなりやすい。
次に速度の余白。
ほんの少し速いだけで、処理は一気に早まる。
ほんの少し間があると、判断が奥まで進む。
そして波動の強さ。
強い波動は存在感があるが、同時に処理も早い。
弱めの波動は、判断を急がせにくい。
浅い日は、魚の処理が速い日。
深い日は、処理がゆっくり進む日。
この違いが分岐点になっていると考えている。
浅い日をどう調整するか

浅い日、すぐにフックサイズを変えたくなる。
でも先に見るべきなのは、食い方そのものだ。
波動を少し落とす。
サイズを一段下げる。
速度をほんのわずかに緩める。
レンジを数十センチだけずらしてみる。
どれも大きな変更ではない。
処理速度を少しだけ遅らせるための微調整だ。
それだけで、浅掛かりが深くなることがある。
深い日を崩さないために
逆に、深く入っている日は無理に変えない。
刺激を足しすぎない。
速度を上げすぎない。
うまくいっているときほど、触りたくなる。
でもその日は、判断が自然に最後まで進んでいる日だ。
余計な変化は、浅い側に引き戻すこともある。
フックは最後の調整

もちろんフック形状やサイズも影響はある。
ただ、それは最終段階の微調整だ。
食い方が浅いままでは、根本は変わらない。
掛けにいく前に、食わせ方を整える。
クランクのバイトの深さは、その日の状態を教えてくれるサインでもある。
まとめ

クランクでバイトが浅い日と深い日。
その違いは、魚の判断がどこまで進んでいるかにある。
浅い日は処理が速い。
深い日は処理がゆっくり進んでいる。
レンジ、速度、波動。
その微差が、掛かり方にそのまま出る。
フックを疑う前に、判断の深さを読む。
そこから整えていく方が、再現性は高い。
素人だけど、検証して道具は選ぶ。
