ロッド選びで一番つらかったのは、
「どれが正解なのか分からない」状態が長く続いたことだった。
情報を集めれば集めるほど、
逆に不安が増えていく。
スペックを比べて、
レビューを読んで、
誰かのおすすめを見る。
そのたびに、
「こっちのほうがいいのでは?」
「今選ぼうとしているものは間違いかもしれない」
そんな気持ちになっていた。
ロッド選びは、なぜ正解探しになりやすいのか
今思うと、ロッド選びが正解探しになってしまうのは自然だと思っている。
ロッドには細かい表記が多い。
硬さ、長さ、調子、用途。
しかも、
上手い人の意見ほど説得力がある。
「これで間違いない」
そう言われると、信じたくなる。
その結果、
自分の感覚より、正しそうな情報を優先するようになっていた。
正解を探そうとすると、判断が止まる

正解を探している間は、
なかなか決められない。
仮に選んだとしても、
どこかで不安が残る。
使っていても、
「本当にこれでいいのか?」という気持ちが消えない。
今振り返ると、
ロッドそのものより、
考え方が一番疲れていた気がする。
あるとき気づいた「正解は存在しない」という前提

いろいろ使ってきて、
ふと気づいたことがある。
ロッドには、
誰にとっても当てはまる正解はない。
釣り方も違う。
通う頻度も違う。
釣りに使える時間も体力も違う。
同じロッドでも、
人が違えば印象は変わる。
そう考えると、
迷っていたのは当たり前だった。
ロッド選びが楽になったのは「基準」を持ってから

ロッド選びが楽になったきっかけは、
完璧な一本を探すのをやめたことだった。
その代わりに、
「基準になる一本」を決めた。
戻れる場所ができると、
他のロッドとの違いが分かりやすくなる。
良い・悪いではなく、
「どう違うか」で見られるようになった。
使わなくなったロッドも、無駄ではなかった

一時期は、
合わなかったロッドを「失敗だった」と思っていた。
でも今は、
そうは感じていない。
使わなくなった理由を振り返ることで、
自分が何を嫌だと感じるのかが分かった。
疲れ方。
操作の引っかかり。
集中が切れる瞬間。
それらは全部、
次に選ぶときの判断材料になっている。
正解探しをやめたら、ロッドの見え方が変わる

正解を探すのをやめてから、
ロッドの見え方が変わった。
良いロッドかどうか、ではなく、
今の自分に合っているかどうか。
合わなければ、
無理に使い続けなくていい。
合っていれば、
それが今の正解でいい。
ロッドが増えても迷わなくなった理由

一本目は基準。
二本目以降は役割。
そう考えるようになってから、
ロッドが増えても迷いにくくなった。
優劣ではなく、
使い分けとして見られる。
どれが一番かを決めなくていい。
ロッドは、釣果を上げるためだけの道具じゃなかった

正直に言うと、
ロッドを替えたから劇的に釣果が伸びた、という経験は少ない。
でも、
判断は確実に楽になった。
操作に集中できる時間が伸びて、
釣り全体が落ち着いた。
今は、
それが一番大きな価値だと思っている。
まとめ|ロッド選びは、判断を楽にするための準備

ロッド選びは、
正解を当てる作業ではなく、自分の判断を楽にするための準備だと思っている。
迷いが減って、
釣りに集中できる時間が増えたなら、
それで十分だ。
素人だけど、検証してロッドは選ぶ。
