朝イチは、正直どのロッドでもそれなりに気持ちいい。
新品ならなおさらだし、 体力も集中力も残っている。
違いがはっきり出てくるのは、 時間が経ってからだ。
昼を過ぎて、 午後になって、 夕方が近づいた頃。
そのとき初めて、 「このロッド、今日は楽だったな」 「なんかやけに疲れたな」 という差が出る。
短時間では見えないロッドの性能がある
数投では分からない。
数匹釣った程度でも、判断しにくい。
ロッドの本性が見えてくるのは、 操作とやり取りを何度も繰り返したあとだ。
1日通して使ってみて、 ようやく見えてくる性能がある。
差が出るポイント① キャストの再現性
午前中は誤魔化せる
朝は力も入る。
集中力でタイミングも合わせられる。
多少クセがあるロッドでも、 力で投げられてしまう。
午後になるとズレが出る
疲れてくると、 キャストの再現性が効いてくる。
毎回同じ感覚で振れるか。
ロッドに任せられる部分があるか。
ここで差が出る。
差が出るポイント② 掛けてからの仕事量
ロッドが受けてくれるかどうか

初動をロッドが吸収してくれるか。
テンションを一定に保ってくれるか。
人が耐える時間が長いほど、 疲労は溜まりやすい。
疲労は静かに積み重なる

一匹ごとの差は正直小さい。
でもそれが、 20匹、30匹と積み重なる。
夕方になると、 腕や集中力に違いが出る。
差が出るポイント③ 疲れの「質」
筋肉の疲れ
手首。
前腕。
肩。
力を使う割合が多いロッドほど、 この疲れが先に来る。
集中力の疲れ
常にテンションを意識する。
ミスを警戒し続ける。
判断が多い釣りは、 気持ちの消耗が大きい。
差が出るポイント④ 判断の簡単さ

迷わずに操作できるか。
ロッドが基準になってくれるか。
判断が簡単なロッドは、 1日使っても頭が疲れにくい。
高いロッド=1日楽、ではない
価格と疲れにくさは、 完全には比例しない。
合っていない高級ロッドは、 普通に疲れる。
バランスが取れているかどうかが大事だ。
「1日釣れるロッド」が持っている特徴

ロッドが仕事を分担してくれる。
人がやることが少ない。
力と判断を減らしてくれる。
集中を長く維持できる。
試投だけでは分からない理由
試投では良い部分しか見えにくい。
ネガが出てくるのは、 疲れてから。
1日使ってみないと、 判断できない性能がある。
自分にとっての「1日使えるロッド」を考える
長時間釣行が多いか。
数を釣るか。
楽しさを優先するか。
体力と集中力をどう配分したいか。
ここが分かると、 ロッド選びはかなり楽になる。
まとめ|ロッドの差は後半に出る

差が出るのは、 朝ではない。
昼でもない。
1日釣った、 その最後の時間だ。
だからこそ、 基準になるロッドを持つ意味がある。
素人だけど、検証して道具は選ぶ。
