200Wクラスのソーラーパネルは、防災界隈ではよく「本格的」「これで安心」と言われることが多い。
ただ、実際に使ってみると、この評価は半分は正しく、半分は幻想だと感じている。
結論から言うと、
200Wソーラーは“万能な主役”にはならない。
ただし、防災における“現実ライン”を一気に超えてくる存在ではある。
この微妙な立ち位置こそが、200Wクラスのソーラーパネルの本質だ。
200Wソーラーは「防災の主役」になれるのか?

これまで28Wクラスのソーラーパネルを使ってきて、はっきり分かったことがある。
28Wは、
- スマホ1台分
- 気休めレベルの補助
この枠を出ない。
100Wになると少し現実味は出るが、「天候と設置が完璧なときだけ使える」という制約が強い。
200Wに上がった瞬間、世界が切り替わる。
- 発電している“手応え”が出る
- 充電が「待つもの」から「回っているもの」になる
- 電力の判断が数字ではなく感覚になる
この変化は、数値以上に大きい。
だから僕は、200W=防災ソーラーの現実ラインだと感じている。
200Wでも発電は安定しないという現実

ここは誤解されやすいポイントなので、はっきり書いておく。
200Wクラスでも、発電は安定しない。
影が入る、雲が出る、日照時間が短い。
これだけで発電量は一気に落ちる。
我が家のベランダ環境では、安定して高出力が出る時間はほんの数十分というのがリアルだった。
200Wは「常に200W出る装置」ではない。
条件が揃ったときだけ本気を出す装備だ。
この前提を外すと、期待値がズレて後悔する。
それでも200Wが「現実的に強い」と感じる理由

それでもなお、200Wクラスを高く評価している理由は明確だ。
- 条件が悪くても晴れの日は60〜80W程度は拾える
- 太陽を完全に受けられた瞬間に一気に回復する
- 28Wでは完全に止まる場面でも「何かはできる」
- 冬の曇天でもスマホへの充電は可能になる
この「何もできない」から「最低限は回せる」への差が、防災では致命的に大きい。
200Wの価値は、発電量そのものよりも、「ゼロにならない安心感」にある。
僕の中での200Wソーラーの正しい立ち位置

僕の中での200Wソーラーの位置づけは、かなりはっきりしている。
- メイン電源:車での走行充電
- 主力バッテリー:ポータブル電源
- ソーラー:時間を稼ぐための装置
200Wソーラーは、単体で生活を回すための主役ではない。
ただ、
- 夜まで電力を持たせる
- 使える時間を少し伸ばす
- 判断を楽にする
この役割においては、確実に効く。
延命できるかどうかが、防災では生死を分ける。
200Wソーラーは、その境界線に立てる装備だ。
僕が「走行充電」を電源システムの核にしている理由

200Wソーラーを使ってみて、電源まわりの考え方はかなり整理された。
ソーラーは確かに強い。
ただし、それは条件が揃ったときだけだ。
天候、季節、設置場所。
このどれか一つでも崩れると、発電量は一気に落ちる。
だから僕は、ポータブル電源を回復させる手段として、ソーラーを主役には置かなかった。
代わりに核として据えているのが、車で走る=確実に充電できる「走行充電」だ。
走行充電は、
- 天候に左右されない
- 昼夜を問わない
- 「動けば回復する」という分かりやすさがある
この安定感は、ソーラーにはない。
僕の中での役割分担は明確で、
- 電力を確実に回復させるのが走行充電
- 昼間に延命するのが200Wソーラー
という位置づけになる。
200Wソーラーは、走行充電と組み合わさることで初めて「判断を楽にする装備」になる。
ソーラーだけで生き延びようとしない。
確実に回復できる手段を先に決める。
それが、200Wソーラーを「現実的な装備」に変える僕の中での前提になる。
様々なメーカーから200Wソーラーパネルが販売されているが、吟味した結果僕が選んだのはこのTHORRのパネルだった。
用途として、結果的にとても満足している。

詳しいレビューは上記ページに書いているので、もしよろしければ参考にしてもらえたら幸いだ。
200Wソーラーパネルは現実を知ると使いやすくなる

200Wソーラーは「買って終わり」のギアではない。
どう使うか、どこまで期待するかで、価値が天と地ほど変わる装備だ。
素人だけど、検証して最適は選ぶ。
