【完全版】エリアトラウト|クランクベイト攻略ガイド|初心者でも釣れる“第二の主軸ルアー”

エリアトラウトで「釣りを安定させる軸」になるのがクランクベイトだ。

スプーンで反応が落ち込んだタイミング──とくに昼の渋い時間──に、クランクはまるで“別のスイッチ”を押すように効いてくる。

表層・中層・ボトムの任意レンジをスローに引けて、見切られにくい点も魅力。

そして何より、初心者でも一定速度のただ巻きで成立してくれるのが強みだったりする。

この記事では、クランクベイトの体感を一枚にまとめる。

目次

クランクが釣れる“構造的な理由”

クランクはスプーンと違い、ルアー自体が自立してアクションを続ける/レンジキープがしやすいルアー。

巻き速度が多少ズレても動きが破綻しないため、初心者の方が最初に「釣れた!」を体験しやすい要因になってる。

  • 一定速度でアクションが安定する
  • レンジを“選べる”ので迷いにくい
  • 強弱のアピールをルアー単体でピンポイントに絞れる
  • “釣れ続ける時間帯”を作りやすい

とくに渋い時間帯は、速い動きを嫌う魚にスローで見せられる唯一の武器になる。

クランクの種類と使い分け

クランクでトラウトを釣ったシーン

クランクは「種類が多くて分かりづらい」と言われがちだが、
実際は2つの軸で考えると選択はかなりシンプルになる。

ひとつは浮力(止めた時の挙動)
もうひとつは泳ぐレンジ(潜行深度)だ。

クランクの浮力による違い(F / SP / S)

まず整理したいのが、止めた時にどう動くかという軸。

フローティング(F)

  • 止めると浮き上がる
  • 魚に「間」を与えやすい
  • 表層〜中層で使いやすい

巻き続けなくてもアクションが成立するため、
活性が落ちた時間帯や、追ってくるけど口を使わない状況で強い。

よれや停滞エリアで、
巻く・止めるを繰り返す釣りがしやすいのが特徴。

サスペンド(SP)

  • 止めるとその場に留まる
  • レンジキープ性能が高い
  • 見せて食わせる釣り向き

魚がついているレンジが分かっている時に、
その層を外さずに通し続けたい場合に強い。

ストリームでは流れの影響を受けやすいが、
弱い流れや反転流では効果的。

シンキング(S)

  • 止めると沈む
  • 深いレンジを正確に取れる
  • 流れに負けにくい

冬場や低活性時、
レンジをしっかり下げたい状況で信頼できる選択。

流れが強いエリアでは、
「浮かない」こと自体が安定につながる。

クランクの潜行レンジによる違い(SR / MR / DR)

もうひとつの軸が、どのレンジを泳ぐかという考え方。
同じクランクでも水を噛むリップの長さで調整していることが多い。

SR(シャローランナー)

  • 表層〜浅い中層をカバー
  • 巻き抵抗が軽い
  • 魚が浮いている時間帯向き

朝イチや放流後など、
魚が上を意識している時に使いやすい。

MR(ミドルランナー)

  • 中層を中心に安定して泳ぐ
  • 使用頻度が最も高い
  • 状況把握に向く

「どこに魚がいるか」を探る時の基準レンジ。

DR(ディープランナー)

  • 中層〜ボトムまで届く
  • 一定レンジをキープしやすい
  • 流れのあるエリアで真価を発揮

ストリーム型フィールドでは特に重要な存在。

流れの中でも姿勢が安定し、
レンジがブレにくいため、
「巻くだけで成立する時間帯」を作りやすい。

ストリーム型フィールドでの最適化の考え方

流れのあるフィールドでは、色よりも泳ぎの安定が優先される。

まずクランク選びで見るべきなのは、姿勢を崩さずに狙ったレンジを通せるかどうかだ。

  • 強い流れ
    シンキング × MR〜DR
    流れに負けず、レンジを安定してキープできる。
  • 弱い流れ
    フローティング/サスペンド × MR
    中層を無理なく安定して通せる。
  • 停滞・よれ
    フローティング × SR〜MR
    浮力を活かして、自然に“間”を作れる。

これは例えばの組み合わせだけど、現場の流れとレンジに合っているかで選ぶと、迷いはかなり減る。

巻き方(スロー中心がおすすめ)

クランクの最大の武器は「スローでも破綻しない」こと。

スプーンの反応が落ちたら、クランクの時間帯に入ってることが多い。

巻き速度の目安

  • 表層:ゆっくり(3〜4秒/1回転)
  • 中層:一定速度(2〜3秒/1回転)
  • 深場:DRで潜らせてから維持

アタリは巻き合わせが基本。

カラー選び

優先順位

  • 放流直後:蛍光系・チャート
  • 落ち着いたら:中間色(オリーブ・ブラウン)
  • 渋い時間:弱刺激(ナチュラル・クリア)
  • スレ切った時間:透明系(プラグ)

強 → 弱 → 透明系の順で引き算していくのが基本。

ただし、釣りにはいつも例外が必ず起きる

昼の激渋いタイミングで鈍いゴールドが効くなど、正解は常に揺れている。

色々試してみるのもこの釣りの醍醐味。

クランクが“効くタイミング”

クランクでトラウトを釣った様子

① スプーンの反応が落ちた時

波動がまったく異なるため、プレッシャーをリセットできる。

② 昼の渋い時間

魚が沈み、スローで“見せる釣り”が必要に。

③ 冬(水温が低い時)

魚の動きが遅くなる冬は、クランクが強力な一手になる。

クランクの弱点

  • 根掛かりが起きやすいモデルがある
  • 強流心では流されることもある
  • 値段が高いのでロストダメージが大きい
  • 同じルアーを投げ続けるとスレるのが早め

とはいえ、セレクトさえ合えば最も“爆発力のある時間”を作れるルアー

タックルセッティング

  • ライン:ナイロン3lb → 慣れたらPE・エステル
  • リーダー:PE・エステルは必須
  • スナップ:#00〜#000
  • ロッド:柔らかめのUL/L

とくにエステルは着水フェザリングを忘れると一瞬で絡むことがあるので注意が必要だ。

クランクタイプ比較表

浮力タイプ止めた時の挙動得意な使い方メリット苦手な状況
フローティング(F)浮き上がる巻き+止めで間を作るテンポが作りやすく初心者向き強風・強い流れ
サスペンド(SP)その場に留まる同一レンジを見せ続ける見せて食わせやすい流れが強い場所
シンキング(S)沈む深いレンジ・流れ対策流れに強く安定する根掛かりリスク
レンジタイプ得意レンジ特徴メリット苦手な状況
SR(シャロー)表層〜浅い中層立ち上がりが早い朝イチ・放流後に使いやすい魚が沈んでいる時
MR(ミドル)中層使用頻度が最も高い状況把握の基準になる極端な深場
DR(ディープ)中層〜ボトム潜行深度が深い流れのある場所で安定浅場・根の多い場所

クランクローテーション

  • SR → MR → DR → の順で深く探る(状況次第で逆からも試す)
  • F/SP/Sを掛け合わせて引きやすくする
  • カラーは強 → 弱 → 透明系へ引き算
  • スプーンからの切り替えは渋くなったらがおすすめ
  • 流れの有無でDRの出番が増える

まとめ:クランクは“安定して釣れる時間を作る”最強の武器

クランクはエリアトラウトで「研究と再現性」をもっとも体感しやすいルアー。

スプーンで状況を読み、クランクで爆発力のある時間を作る──この二軸が揃うと、エリアゲームは一気に安定する。

素人だけど、検証して道具は選ぶ。

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この記事を書いた人

SUP釣り・海釣り・管釣り・キャンプを“素人視点で検証する”アウトドアブロガーです。
安全・快適・コスパをテーマに、実際に使ったギアだけをレビューしています。

SUPでの落水、磯の夜釣りの失敗、クーラーボックスや虫対策の検証など、一次体験ベースの情報を発信中。

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