28Wソーラーは、性能よりも「置き方」で9割が決まる。
これは誇張でも煽りでもなく、実際に使って出た結論だ。
同じ28W、同じ天気、同じ時間帯でも、置く場所が違うだけで発電量の体感はまるで別物になる。
ここでは、28Wソーラーを使って実際に試した設置パターンごとに、「どれが現実的で、どれが地雷か」を整理する。
使用しているのは [BigBlue 28Wソーラーチャージャー](chatgpt://generic-entity?number=0)。
このクラスのソーラーを使う人なら、そのまま当てはまる話になっている。
ベランダ設置|一見安定、実は“時間限定”

まず一番やりがちなのがベランダ設置だ。
結論から言うと、午前中から昼前までならそこそこ使える。
ただし、昼を過ぎると一気に出力が落ちる。
理由は単純で、建物の影が必ず入るからだ。
直射が当たっている時間帯はスマホ1台なら現実的に充電できる。
逆に、影が入り始めた瞬間に「通電しているけど増えない」状態に突入する。
ベランダは「発電する時間帯が読めている人」専用の置き場だ。
地面置き|角度がすべて、最も“素の実力”が出る
地面直置きは一番シンプルで、一番性能が出る置き方でもある。
ただし条件が一つある。
パネル角度を太陽にきっちり合わせ続けること。
これができるなら、28Wの中では最大限の出力が出る。
実際、スマホ充電・モバイルバッテリー充電はこの設置が最も安定した。
逆に言うと、角度を雑に置いた瞬間、ベランダ以下になる。
地面置きは「一番伸び代が大きく、一番ミスも出やすい」設置だ。
車のフロントガラス|見た目は最強、効率は良くはない
車のフロントに置くと、見た目はかなりそれっぽい。
だが、実際の発電効率は期待しない方がいい。
ガラス越しになることで、体感で出力はかなり削られる。
さらに、車内温度の上昇で発電が不安定になる。
「何もしないよりはマシ」程度。
常用というより、移動中や一時退避用の設置だ。
物干し設置|意外と優秀だが“風”が敵になる
物干し竿に掛ける方法は意外と悪くない。
直射が当たれば、ベランダより安定することもある。
ただし最大の敵が風だ。
風でパネルが揺れた瞬間、角度がズレて出力が一気に落ちる。
固定が甘いと「発電してるフリ」を永遠に続けることになる。
設置できる環境は限られるが、条件がハマれば実用圏に入る。
カラビナ吊り|地雷率が最も高い“なんとなく設置”
リュック、柵、フックにカラビナで吊るす。
これは一番やりがちで、一番発電しない置き方だ。
角度は安定しない。
影も入りやすい。
風で揺れる。
三重苦で、発電量は体感でもかなり低い。
「吊るしておけばそのうち溜まる」という期待は、かなり裏切られる。
応急処置用の設置と割り切った方がいい。
同じ28Wでも“使える時間”がまるで違う
ここまでの話をまとめると、こうなる。
・地面置き(角度調整あり) → 最大性能
・物干し → 条件付きで実用圏
・ベランダ → 時間帯限定
・車フロント → 保険レベル
・カラビナ吊り → 基本は地雷
28Wという数字は、この設置環境で初めて意味を持つ。
置き方を間違えると、28Wは「ほぼ0W」になる。
28Wソーラーに“過剰な期待”をすると失敗する

このクラスは、万能電源ではない。
あくまで「小さく戻す」ための装置だ。
スマホ。
小型モバイルバッテリー。
USBライト。
この辺りまでが現実的なラインになる。
ポータブル電源をガンガン回復させたいなら、100W以上が別世界だ。
28Wは「無いより遥かにマシ」「あることで安心につながる」ポジションにある。
いざという時のために、このくらいの認識でいると非常に価値が出る装備だ。
設置が決まると、28Wは“ちゃんと使える”道具になる

28Wソーラーが弱いと言われる理由の多くは、
性能不足ではなく、設置ミスにある。
地面に置いて、角度を合わせて、影を避ける。
これができた瞬間、28Wは「ちゃんと役に立つ道具」に変わる。
逆に、ここを雑にすると、どんなレビューよりも厳しい現実が返ってくる。
28Wソーラーは、性能で評価するものではない。
「どこに、どう置くか」で評価が9割決まる道具だ。
この視点を持って使うだけで、満足度はまるで変わる。
素人だけど、検証して最適は選ぶ。
